虫歯を放置して大変なことに

放っておくと怖い虫歯の話

虫歯治療を怠った結果命を落とすことも

虫歯があったとしても特に大人の虫歯の場合、痛みを感じなかったり目立つ場所でなかったりすると、つい忙しさを理由に、治療を先延ばしにしてしまうことがあります。 ですが、必要な時に適切な治療を行えなかった結果、命の危険にさらされることがあるのです。

虫歯が悪化することを防ぐ方法

虫歯は全身の病気につながることがあり、場合によっては命を奪うこともあることがわかりました。 虫歯は放置しておいても自然に治癒することはありません。 小さな虫歯が身体を命の危険にさらすことがあることを理解し、日頃から口腔内のケアに配慮すること、定期的な歯科検診を習慣づけることが大切です。

大人の虫歯の特徴

虫歯が進行したところで、その先に待ち受けているのは「抜歯」の選択肢。 運悪く歯を抜くことになってしまったら、インプラント治療をすれば新しく歯が作れるからいいか、と軽く考えている方がいるかもしれません。 でも虫歯を放置しておくと、それだけでは済まないことがあるのです。

虫歯を放置したらどうなる?

高校生までは、定期健診で歯医者さんが学校に来て口の中をチェックしてくれました。
ですが大学生や社会人になると定期健診があったとしても、歯科検診までは含まれていないことがほとんど。

自発的に検診を行わない限り、口腔内の状況をチェックする機会は中々ないでしょう。
子供の虫歯は減少傾向にあるにも関わらず大人の虫歯が増えているのは、こういった背景が影響しているようです。
子供の虫歯は見た目にも穴が開いてわかりやすいことと、両親が気を配っていることがあり、発見が比較的早いのですが、大人の場合は自覚がないまま進行してしまうことが多いのです。

大人の虫歯が気付きにくいのには、できる場所が違うことが原因として挙げられます。
子供の虫歯は、歯の表面の深い溝にたまった汚れが取れていないために虫歯に発展することが多いのです。
一方で大人の場合は、治療済みの後に被せたインレーやクラウンと歯との間に空いた隙間や、歯と歯茎の境目のような目立たないところにできる特徴があります。

特に加齢により歯茎が下がっていると、エナメル質でおおわれていない歯根部分は軟らかい「セメント質」や「象牙質」でできているため、虫歯になりやすい傾向にあります。
さらに、大人の虫歯は広くて浅いものが多く、痛みを感じにくいことにつながっているのです。

治療済みの歯で、神経を取り除いた治療している場合は、当然虫歯になっても痛みを感じません。
これらの特徴から、大人の虫歯はかなり進行するまで、自分では気付きにくいのです。