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虫歯治療を怠った結果命を落とすことも

虫歯が命を奪った実例

アメリカで本当にあったケースです。
ある貧困層の12歳の少年が酷い歯痛を訴え病院を受診したところ、二度にわたる手術を受けたものの、命を救うことはできなかったそうです。
原因は、虫歯でした。

貧しいあまりに適切なタイミングで治療を受けることができず、虫歯の原因菌が体内へと流れ込み、運の悪いことに脳にまで回ってしまったために起こった悲しい出来事です。
アメリカは、医療に関して日本のように国の保険で守られていないため、このような例もあります。

ある成人男性が、親知らずの痛みを感じ歯科医を受診したところ、抜歯の必要を告げられました。
ですがその時無職で無保険だったことから、抜歯を見送りました。
その結果、頭痛と顔の腫れがひどくなり病院に救急搬送されましたが、感染が脳にまで広がり、結局命を落としてしまったそうです。

虫歯ごときと侮るなかれ

今回実例として上げたものは、いずれも虫歯の原因菌が脳にまで感染を広げたことが原因となっています。
脳への影響だけでなく、虫歯により起こる病気には様々なものがあります。

顎の骨髄に感染すると、骨髄炎を起こすことがあります。
嘔吐や高熱が続き、治療が遅れると骨が壊死してしまうことも。
患部を取り除く手術が必要になり、変形などの後遺症が起こることもあります。

また、全身に虫歯菌がおくられ血液が腐敗してしまう、敗血症を発症することがあります。
人間の臓器には常時血液が流れており、血液が腐敗することで多臓器不全を起こしてしまうのです。
虫歯による敗血症での死亡例は、世界各国で報告されています。
決して、他人事ではありません。


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