虫歯が悪化することを防ぐ方法

虫歯を悪化させない方法
虫歯になる口の中は、原因となる虫歯菌の餌になる糖が豊富にあります。
また、再石灰化に必要とされるリンやカルシウムを含む唾液の分泌量が、少なくなっている状態であることが多いです。
虫歯になりにくくするには、物を食べた後にしっかりと歯磨きをし口の中を清潔に保つこと、十分な唾液を分泌できるようによく噛んで食べることが重要です。
最近は、新型コロナウィルスの感染拡大からマスクを手放せない生活が続いていますが、マスクの下で、つい口呼吸する習慣がついてしまっていることがあります。
口呼吸は口の中を乾燥させ、唾液の量を減らす事にもつながりかねません。
虫歯菌にとって快適な環境を提供していることになるので、しっかりと水分を補給し鼻呼吸を心掛けるようにしましょう。
虫歯は生活習慣病
虫歯は歯周病と同じく、病状の進行が生活習慣と密接に関係しているため、生活習慣病といわれています。
食事の習慣や歯磨きの習慣など、日常生活の中で少し気を付けることでも、虫歯が発生しやすい環境を改善することができるのです。
例えば食事をした直後は、口の中が虫歯菌の好む酸性に傾きますが、時間が経過すると唾液により中性に戻っていきます。
中性にもどるまで、30分ほどかかるそうです。
中性に戻りきる前に間食をしたり、だらだらと食べ続けたりすると、虫歯になりやすいのは、こういうメカニズムがあるからなのですね。
このように、生活習慣の見直しを行うとともに、歯科医院での定期健診を習慣とすることは、虫歯の早期発見に有効です。